VTuberとして活動を始めるうえで、最初に大きな壁になるのが「絵師(イラストレーター)探し」です。
立ち絵やLive2D用のイラストは、VTuberの第一印象を決める非常に重要な要素であり、「誰に依頼するか」で今後の活動の方向性まで左右されることも珍しくありません。
しかし、
「絵師はどこで探せばいいの?」
「相場や依頼方法が分からず不安」
「トラブルにならないか心配」
と悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、VTuber絵師の探し方を具体的な方法別に解説しつつ、失敗しないためのポイントや注意点まで分かりやすく紹介します。
VTuberの「絵師」とは?どこまで担当してもらえるのか
VTuber界隈でいう「絵師」とは、主にキャラクターデザインや立ち絵イラストを制作するイラストレーターのことを指します。
Live2Dモデルを使用する場合は、以下のように役割が分かれるのが一般的です。
絵師:キャラクターデザイン、パーツ分けイラスト制作
モデラー:イラストを動かす(Live2Dモデリング)
ただし、最近ではイラストからモデリングまで一括対応しているクリエイターも増えています。
依頼前に「どこまで対応してもらえるのか」を必ず確認することが大切です。
VTuber絵師の主な探し方【5つの方法】
1.SNS(X/旧Twitter)で探す方法
VTuber絵師探しで最も多く使われているのが、X(旧Twitter)です。
多くのイラストレーターが作品投稿や依頼受付告知を行っています。
探し方の例としては、
「#Vtuberイラスト」
「#Vtuber準備中」
「#Vtuber依頼受付中」
などのハッシュタグ検索が有効です。
実際の制作実績や作風を直接確認できる点が大きなメリットですが、
人気絵師の場合は依頼受付停止中のことも多いため、プロフィールや固定ポストは必ず確認しましょう。
ココナラなどのスキルマーケットを利用する
初心者に特におすすめなのが、スキルマーケット型サービスです。
代表的なサービスには以下があります。
ココナラ:https://coconala.com/
SKIMA:https://skima.jp/
これらのサイトでは、
・料金
・納期
・対応範囲
・評価・レビュー
が明確に掲載されているため、相場感が分かりやすくトラブルも起きにくいのが特徴です。
「まずは低予算で始めたい」「初依頼で不安がある」という方には非常に向いています。
Skebを使って依頼する
Skeb(スケブ)は、クリエイターが内容を指定せず自由に制作する形式の依頼サービスです。
価格交渉や細かい指示ができない代わりに、
・比較的依頼しやすい
・有名絵師に依頼できる可能性がある
というメリットがあります。
ただし、修正依頼ができない点には注意が必要です。
VTuber用の立ち絵など「仕様が明確なもの」よりも、イメージイラスト向きと言えるでしょう。
VTuber制作会社・スタジオに依頼する
「キャラデザインからデビュー準備まで一括で任せたい」という場合は、
VTuber制作会社や個人スタジオに依頼する方法もあります。
この場合、
・絵師選定
・Live2Dモデリング
・デビューサポート
まで含まれることが多く、手間は最小限で済みます。
一方で、費用は個人依頼より高めになる傾向があります。
本気で長期的に活動したい方向けの選択肢です。
知人・VTuber仲間からの紹介
すでにVTuberとして活動している人が身近にいる場合、
紹介してもらうのも非常に有効です。
過去に実際に依頼した経験があるため、
・対応の丁寧さ
・納期の正確さ
・トラブルの有無
といったリアルな情報を事前に知ることができます。
VTuber絵師を選ぶ際に必ず確認すべきポイント
絵柄が好みという理由だけで選んでしまうと、後悔するケースも少なくありません。
以下の点は必ずチェックしましょう。
・VTuber制作実績があるか
・商用利用・収益化は可能か
・修正対応の回数・範囲
・著作権の扱い(譲渡 or 利用許諾)
・連絡手段・返信頻度
特に著作権と商用利用の可否は、後からトラブルになりやすいポイントです。
YouTube収益化やグッズ展開を考えている場合は、事前確認が必須です。
絵師に依頼するときの基本的な流れ
一般的な依頼の流れは以下のようになります。
1.作風や実績を確認
2.依頼内容・予算・納期を整理
3.DMやサービス内メッセージで相談
4.見積もり・条件確認
5.制作開始
6.納品・確認
「キャラ設定」「参考画像」「活動予定ジャンル」などを事前にまとめておくと、やり取りが非常にスムーズになります。
まとめ|自分に合った探し方を選ぶことが大切
VTuber絵師の探し方にはさまざまな方法がありますが、
大切なのは自分の目的・予算・活動スタイルに合った方法を選ぶことです。
初心者・低予算 → ココナラやSKIMA
作風重視 → X(旧Twitter)
有名絵師に頼みたい → Skeb
本格デビュー → 制作会社
焦らず比較・検討し、納得できる絵師さんと出会えれば、VTuber活動のスタートはきっと良いものになります。

